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伊勢湾と三河湾の環境浄化の方策を話し合う伊勢湾再生海域検討会三河湾部会の8回目の会合が21日、豊橋市駅前大通の名豊ビルで開かれた。貧酸素水塊の抑制に有効とされる干潟や浅場の造成策で国と県でちぐはぐな説明を行い、連携のまずさを露呈した。
同部会は国や愛知県のほか、有識者や漁業団体などで構成。三河湾の水産業に深刻な被害をもたらす貧酸素水塊をいかに防ぐかを主な議題に、2009年7月から話し合いの場を設けている。
今回は、 事務局を務める国土交通省中部地方整備局から干潟や浅場の候補地について、 絞り込みに向けた検討結果が報告された。 それによると、 最も水質改善の効果が見込めるモデルケースの場所を 「三河湾奥東部」 に設定。 具体的な検討地点には、 蒲郡市から豊川市にかけての三河湾沿岸の6カ所を挙げた。
ところがこの中には、 直前に行われた県による説明で、 高密度でアサリが生息しているとされた豊川河口が含まれていた。 こうした事態に、 委員の1人からは 「底生生物が今いるところに砂を置く必要はない。 それではかえって破壊になってしまう。 生息状況をきめ細かく反映した造成にすべきだ」と注文が飛んだ。
こうした指摘に対し、 国の担当者は 「今回は土木工学の面から造成しやすい場所を選んだ」 と釈明。 その上で 「今後は各候補地の現状も評価の項目として選定すべきだと思う」 と述べた。
事務局は、 今後も関係機関で引き続き協議を行い、 できるだけ早期に干潟や浅場を整備したいとしている。(中嶋真吾)
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